12.30.2011

ちょっと嫉妬

ふと見ると、床に大の字になって寝てる夫に、フランキーが添い寝してた。

妻のワタクシがちょっと嫉妬するぐらいの相思相愛ぶりなんですが・・・(笑)



プリシラ姫も、お気に入りの椅子で、ぐっすりおやすみのご様子です・・・。静かで平和な年末30日の午後。




12.29.2011

今朝は冷えた

ニューヨーク、今朝の気温は24F(マイナス5℃)。

どんだけ空気が冷たかったかというと、これくらいでした。わんこの散歩で毎朝通りかかる近所の噴水が凍ってた。



12.28.2011

スパでラーメン作ってみた

前々から興味はあったのですが、昨夜、スパゲティを中華麺に変身させるという荒業を、ついに実行に移しました!

※ 料理法はこのサイトリンク↓↓↓ が参考になります。
重曹でスパゲティがラーメンになる

茹でるときに泡がかなり立つので、水は少なめにしたほうがよいというアドバイスもいただき、やってみましたよ。


本当に、ラーメン茹でてる匂いが漂ってきた!!!

ってことで、これで焼きそば作ってみましたが、本当に中華麺の味と歯ごたえでした。色も普通のスパゲティより黄色っぽい茹で上がりでした。(焼きそばの写真撮るの忘れたw)

昨日はThin Spaghetti を使いましたが、縮れてない太麺ラーメン、といった感じ。次回はエンジェルヘアで試してみます。

これコスパもいいし、最高だわ。これからはスパさえあれば大好きな焼きそば作れる。

12.24.2011

Music Lover

音楽を聞くと、自然と体が動いちゃう~~~~♬



12.22.2011

ロックフェラー研究所

今日は、日中12月とは思えない気温(15℃近く)でした。天気予報によると明日から雨模様になりそうなので、今日のうちにワンコらに運動いっぱいさせておこうと思い、いつもより遠出しました。

本日の散歩ルートは、自宅のあるMurray Hill地区(地点A)からFirst Avenueを北上し、国連(1st Aveと47丁目界隈)を横目でみながらSutton Placeも通りぬけ、65丁目の川沿いにある広いドッグラン(地点B)まで行って、遊ばせて戻って来ました。



Sutton Placeでは、クリスマスツリーの横に、ユダヤ教の祝日であるハヌカ(Chanukah)のシンボルも飾られており、さすが、ユダヤ系の富裕層が多く住むエリアだなー・・・といった感じ。


さらにテクテク北上し続け、東66丁目の『ロックフェラー研究所』の横の橋を渡り、ドッグランへ向かいました。


この「The Rockefeller University」というのは、1901年に、かの大富豪ロックフェラー氏が設立した米国で最初に作られたバイオ・メディカル・リサーチ専門の学術研究機関で、バイオ・メディカルの分野においては、世界でも有数の、すんごい研究所だ、と聞いてます。(なにせ、この研究所に在籍したことのある科学者の24人がノーベル賞取ったんだそうですよ。どっひゃー!)

下は、同研究所のサイトから拝借した写真ですが・・・


現在この研究所が建ってるあたりって、19世紀は「農場」だったんですねぇ。1920年代でも馬車が走ってたりして、のどかだったんだなー。。。(いまからは想像もつかずw)

ちょっと興味が湧いて、Shermerhorn Farmで検索してみたら、1903年2月10日付けのニューヨークタイムズの記事が出てきた。


この土地は、当時にして$70万ドルでロックフェラーさんが農場の持ち主であるシャーマーホンさんから買ったらしい。ちなみに、1903年の70万ドルは、今日の貨幣価値に直すと$16.8ミリオンと計算される。ロックフェラーさんたら、お金持ち・・・マンハッタンの不動産は当時から高かったんですね。(でも、もしも現在、この立地で同じ広さの土地を買おうとしたら、価格は$17ミリオンどころじゃないでしょうね。)

ロックフェラー研究所を背にしてイーストリバーを眺めると、現在は、こういう眺め↓↓です。(橋はクイーンズボロ橋。)


この研究所のすぐ側にあるドッグラン、ちょうど誰もいなくて貸切状態。普段、好きなだけ走りまわることができないうちのワンコたち、ここぞとばかりに、走る、走る。(走りすぎて舌出してるw)


冒頭の地図A地点からB地点まで、距離にして1.7マイル、往復3.4マイル(5.5km)の強行軍。

飼い主もワンコ達もヘトヘトに疲れ、帰宅するなり全員ソファに倒れこんでしばし爆睡した。

12.20.2011

映画『Aftershock』を観た

中国映画『Aftershock(唐山大地震)』という映画をNetflixのストリーミングで観た。(中国で封切られたときのポスター↓↓)


唐山大地震というのは1976年7月に中国河北省唐山市で実際に起こった大地震で、人口100万人の産業都市だった唐山市の建物の実に94%が倒壊、死者は25万人(非公式には60万人以上)とも言われる20世紀最大の被害といわれる大地震。

映画のコピーにある、「23秒、32年。」というのは、実際に23秒間の激震が続いたそうで、そのわずか23秒間に起こった出来事が、登場する親子のその後の人生を大きく変え、32年後に再会するまで、それぞれの登場人物の魂の遍歴を扱った人間ドラマのフィクション映画だから。

中国政府も肝煎りで制作されたというだけあって、1976年当時(まだ文化大革命の最中)の中国軍の姿が完全に正義の味方として描かれていたりして、それはそれでやや意図は感じられたものの、なにせ中国がIMAXと制作した初の映画であり、封切り後この映画は空前の大ヒットとなって中国の商業映画としては過去最高の売上を記録した、というぐらいの超大作であります。

地震の大災害のシーンが中心のパニック映画かとおもいきや、むしろそうではなくて、地震そのものよりも、その後の家族の姿、夫婦愛、親子愛、家族愛、兄弟愛、人類愛・・・といった「愛」がテーマになってる感動ドラマで、私も観ながらところどころ泣けましたです。

この映画の監督も、「文革後の中国はひとの心や愛を見失ってしまった。いまこそ思い起こそう」というつもりで作ったと言っていて、ポスターにも「中国人的心」とあるように、監督の意図は十分表現されていたのではとも思いました。

ちょっとだけストーリーを種明かしすると、大地震が起きて家族が住んでいたビルが倒壊、幼い双子の兄妹(姉弟?)が瓦礫の下敷きになってしまう。瓦礫を取り除こうにも、一人を助ければもう一人が潰されてしまう。母親はふたりとも助けてくれと絶叫するが、どちらを助けるか選ばなければ二人とも死んでしまうと言われ、苦悩の果てに母はついに決心し、息子を助けてくれるよう懇願するのでした。しかし、女の子の方は奇跡的に生き残り、救世軍としてやってきた軍人夫婦に孤児として引き取られるが、あの地震の日に聞こえてきた母の言葉が頭を離れず、その後30年以上も実母が自分を選ばなかったことに深く傷ついて、わだかまりを抱いたまま生きてゆくことになる・・・。

極限状態でどちらかの子を選べと迫られる母親、というのは、メリル・ストリープが主演した永遠の名作『ソフィーの選択』(1982)にも登場したモチーフで、つい思い出してしまったほど。

個人的には、中国映画にはこの作品をはるかに超える名作が他にもたくさんあると正直思ったので、これまでみた中国映画として最高点とは私には言いがたいですが、いまの中国では、これはおそらく相当グッとくる内容なのではなかろうか・・・と想像をめぐらせました。

また、冒頭の大地震のシーンは、今年3月の東日本の震災の様子が生生しく思い出されてしまったのは、言うまでもありません。

ただ、ひとつ目を見はったのが、現在の唐山市の姿。空前の大地震でペッタンコになってしまった瓦礫の町が、30年後、ピカピカの大都市に生まれ変わっていた。(これはセットじゃなくて本物の町の様子。)映画の中で、薄汚れた古い長屋に断固として住み続ける母親に、新築コンドミニアムを買ってあげるから移り住めと勧める息子の姿など、彼の国のジェネレーションと価値観の移り変わりも垣間見ることができた、といいましょうか。

文革から経済大国へと国の姿は変わり、親の世代から子の世代へとジェネレーションは変遷しようとも、「中国人のこころ(中国人的心)」は変わることはない、変わってはいけない・・・と、そういう主題なわけですね。

この映画、日本でも『唐山大地震:想い続けた32年』という邦題で公開される予定だったそうですが、ウィキ情報によると、次のようにあります。

日本での公開  
2011年3月7日、日本配給を担う松竹は2011年2月22日にニュージーランドで発生したカンタベリー地震を受け、本作が「アクションやスリルを楽しむ映画ではないこと」などを理由として当初予定の3月26日の公開を変更しない方針を明かした上、3月12日から同社グループが呼びかけた募金や興行収入などを地震に対する救援金として日本赤十字社へ寄付する支援を開始すると発表した。 
しかし同社は2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震を受けて公開の是非を再び検討し、3月14日に公開の延期を発表した。奇しくもこの地震により被害を受けた九段会館では地震が発生した日の夜を含め複数日、本作の試写会の開催が予定されていたが、同日以降は全て中止となった。

よりにもよって、今年3月に日本で公開予定だったとは・・・。たしかに私も、この映画の地震のシーンを観ながら、とてもじゃないけれど、こころ穏やかではいられませんでしたので、日本での公開が見送られたのは当然の処置だったと思います。(本映画公式サイトはこちら。)

ただ、ここの説明文にあるように「アクションやスリルを楽しむ映画ではない」というのは事実そのとおりで、いつか日本でも公開される日が来るかもしれませんね。そのとき、この映画のラストシーンに登場する現在の唐山市が数十年でどれほどの変貌を遂げたのかを見た方は、東日本の被災地の復興ぶりと重ね合わせ、感慨深いものを感じるだろうと思います。

12.19.2011

Time誌の『今年のひと』

Time誌の『今年のひと』は、The Protester になったそうですね。


今年は世界各地で反体制運動が盛り上がった年でした。

でも、この表紙の絵、顔隠して目だけ出してるというのもあるけど、「プロテスター」というより「テロリスト」のイメージのほうが強く出てるように感じたのは、わたしだけかな・・・。

ところで、このTime誌、ごく最近も、ムバラク無きあと混乱が続くエジプトのプロテスターを表紙に扱ったわけですが、同じ週の同じ号、お膝元の米国内で発売されたものは・・・


なんですか、このギャップは・・・。

長引く不景気で、国民の興味がますます内向きになっているアメリカだけど、それのひとつの表れですかね。

12.13.2011

映画『Hachi』を観た

忠犬ハチ公のエピソードを舞台をアメリカに持ってきて再現した映画 『Hachi: A Dog's Tale』 を昨夜、アマゾンのネットストリーミングで観た。主演はリチャード・ギア。(ハチ公に扮したわんこは、赤ちゃんのころは柴犬で、成犬になったら秋田犬になってましたが、そこらへんはご愛嬌でw)


で、感想ですが・・・(予想はしていましたが)大泣き。わんこは愛。うわーーーん。

Wikiによると、この映画、アメリカ映画でありながら、世界初公開は日本で。その後、シアトルの国際映画祭で上映されたものの、米国内での一般公開はソニー・ピクチャーズの判断で見送られたのだそう。

たしかに、ハリウッド映画にありがちな大げさな場面設定や派手なアクションがほとんどなく、淡々とハチ公と主人のつながりを追いかけるだけの抑揚のないストーリーだったので、アメリカ人には受けないと思われたのでしょうか・・・。

ところがですね。

「動物と人間の愛と絆」というテーマにグッとくるアメリカ人というのは実は少なくなくて、米国では一般公開されなかったにもかかわらず、アマゾンのサイトのレビューで、星5つの最高評価の嵐。いまこれを書いている時点で、この映画には、300以上のレビューがついてて、うち270が星5つ、全体の98%の人が星5つか4つ、つけてるのよ。

アメリカ人が書いた評価を読むと、

  • Amazing Story (驚くべき物語)
  • What a Powerful Tale (何とパワフルなお話)
  • A Masterpiece (傑作)
  • Get out the Kleenex (ティッシュのご用意を)
  • Best Pooch Flick Ever (わんこ映画ではベスト)

こういった賞賛の言葉がズラーーーと並んでいるわけ。

亡くなったご主人を想い、雨の日も雪の日も欠かさず、死ぬまで9年間も毎日駅前に迎えに行ったわんこ・・・

そりゃー、泣けますっての!!!

亡くなったご主人を思い慕う犬の姿といえば、His Master's Voice のトレードマークで(日本ではビクターの商標で)有名になったわんこもいますね。

生前に録音されていたご主人の声がグラモフォンから聞こえてきたとき、不思議そうに頭をかしげ、その声にじっと耳を傾けたフォックステリアのニッパー(Nipper)。亡くなったご主人の声を聞きながら、一緒にいたころの楽しい時間を思い出していたのでしょうか。


忠犬の姿は美しい・・・涙・涙・涙・・・

鼻をかみながら、ふと足元をみると、そこには我が家の「忠犬」の姿が・・・。

フランキー、ご飯食べたら、ヤル気ゼロ。


感動に包まれて涙ぐんでる主人のことなど完全無視して、びろ~~~んと伸びきって寝てた。


12.12.2011

メトロポリタン美術館の中東美術コレクション

近く、絶対に行きたいところ。それは、11月1日に改装再オープンした、メトロポリタン美術館の中東イスラム美術セクション。

Renovated Galleries for the Art of the Arab Lands, Turkey, Iran, Central Asia, and Later South Asia to Open November 1

新しいギャラリーのひとつに、すごーく気になるのがあります。

モロッコのFezという町から、伝統工芸をマスターしたアーティストや職人さん達を実際にNYに招いて、美術館の中に、本場どおりの中庭を再現したというのです。

この再現風景を写した動画に紹介されている壮麗な詳細をみて、ただただ、感嘆のため息。。。


数年前、トルコのイスタンブールに何の予習もせずに思いつきでふらりと一人旅ででかけ、そこで、目にしたタイル芸術の素晴らしさにマジに腰を抜かした私です。本場モロッコの職人さん達がNYで再現してくれたというイスラム伝統美術のギャラリー・・・どんなに素晴らしいものなのか、ぜひとも見にいかなくては!


映画『Hugo』観た

ボストンから、長年の友人が10歳の娘さんを連れて、週末泊りがけで遊びに来ていた。わたしも観たいと思っていた映画『Hugo』を娘さんが観たいというので、二人で映画デートに行ってきたんだけど、この映画は、マジでオススメです!!


マーティン・スコーセッシ監督の新作。孤児になった12歳の少年ヒューゴの冒険。3Dで見る価値あり。

主演は『The Boy in the Striped Pajamas』で主演したAsa Butterfield 。女の子のほうは『Let Me In』で吸血鬼を怪演したChloe Moretz。(ちなみに、『Let Me In』は、スウェーデンの吸血鬼映画『Let The Right One In』のアメリカ版リメーク。オリジナルのスウェーデン映画のほうは、超オススメの傑作。)

ところで、『Hugo』には、人間のほかに、わんこも結構登場して、それも可愛い~。

少年ヒューゴを追い詰める犬はドーベルマン。ディズニー映画の『べバリーヒルズチワワ』同様、『ヒューゴ』でも、ドーベルマンはやっぱり悪者として描かれてたんですよね。

ドーベルマン大好きな人間が集うサイト Dobermantalk.com のチャットルームでは、「新作映画『Hugo』でもドーベルマンは悪者として描かれている!」、「ドーベルマン=悪い犬、ラブラドール=良い犬、とイメージ作りし続けているハリウッドは許せん!」、「ドーベルマンを悪者扱いするのはやめろ!」と、喧々囂々おしゃべりしてる。飼い主が怒る気持ちは、よーくわかります。(笑)

今朝のイーストリバー

今朝は少し早めに、イーストリバーの川沿いまで、わんこのお散歩。

フェリー乗り場。



Queensboro Bridge。

12.11.2011

つがるロマン

青森県田舎館村(いなかだてむら)の田んぼアート。

4種類の色の異なる稲穂を使い、綿密にプランを練って、人の手で稲を植えて、田んぼに見事な絵を描く芸術。

あまりにすばらしくて、Speechless。(Hat Tip to @s_katayama )


12.10.2011

SantaCon

人ごみが大嫌いな私ですが、今日、土曜日はがんばって、枕とコンフォターを買いに朝からデパートMacy'sまで行ってきました!

34丁目と3rdアヴェニューのバス停でバスを待っていると、突然、サンタ登場。


このサンタ、ずいぶん若くて痩せてますね。しかもスマフォ装備。かなり今風www

土曜日午前のMacy's の店内は、この世のものとは思えないほど混んでいた。うぐぐ・・・意を決して店内に飛び込む!


枕4つとクイーンサイズのダウン・コンフォター抱え、この人混みを掻き分け、掻き分け、歩き進む私の姿こそ、サンタクロース・・・

Macy's の前でも、たむろしてるサンタを何人も見かけました。若いサンタばかり。


横断歩道を渡るサンタ達。


帰り道でも、至るところにサンタの群れ。

いったい何だろうと思って、すれ違ったサンタの一人に聞いてみたら、今日は、世界32カ国でサンタの格好するイベントSanta Conの日、なんですって。

SantaConのサイトはこちら→ http://santacon.info/

  1. 応募資格は特になし
  2. 参加費無料
  3. サンタの格好をして、ウロウロするだけ(笑)

という、週末昼間のパーティ・イベント。

NYのSantaConのツイッターフィードはこちら。どこにサンタがうろついているか、ツイッターで実況中継されてる。

<< 追記>>
4時頃、夕食の買い物に出たら、うちの近所のシングルズバーが固まってるあたりに、若者サンタがウヨウヨ集まって、バーやレストランの中も外も一面サンタに占領されていた。道塞いでて、超邪魔ーーっ!(サブウェイの看板持ってるオニイサンが、どこか悲しげ・・・。)




12.09.2011

グラセン駅にアップルストアできた

今日は用事があって、グランドセントラル駅付近に出かけたので、ついでだから、話題の「世界最大のアップルストア」を見てくることにした。本日10時に開店したんだよね。

用事を済ませて、パークアベニュー沿いを歩いて駅に向かう。ストリートはどこも、クリスマスの飾り付けでいっぱい。グランドセントラル駅に隣接する「Met Life Building」の入り口には、でっかいリース。


メット・ライフ・ビルを突き抜けると、グランドセントラル駅構内に出ます。

真正面の2階バルコニーの人がいっぱいいるところが、そのお店ですが、下の階にいる人は、ほとんどが駅の利用者でアップルストアとは関係ない人とみた。この駅はホリデーシーズンは、いつも混んでるからね。

お昼時だったので、もしかしたら、すんごい騒ぎになってるかも・・・と思ったけれど、そうでもなかった。聞くところ、何がなんでもオープニングに店内に入りたい人達は泊まり込みで10時の開店を待ったそう。(よーやる・・・笑)


お店に上がる階段のあたりは結構人がいて、列に並んでる風だったので、人ごみが苦手な私は、今日はパス。来週の平日にでも、ほとぼりが冷めたころに、ちょっと見に来ようっと。


さて、このグランド・セントラル・ターミナルですが、マンハッタンのど真ん中、42丁目とパークアベニューにある大きな駅で、内部はクリーム色っぽい大理石でできていて、すごく美しい駅。この駅で100年も営業している「オイスターバー」なんかも有名ですネ。

この駅はNYの郊外からの通勤客の要になっていて、地下鉄も走っているので、毎日75万人が乗り降りで通過する駅。ホリデーシーズンともなると、一日にここを通過する人数は100万人超えることもあるんだって。この、いつも混んで忙しい場所で、10時の開店前は2500人が店の前に列作って待ってたそうなんで、この階段の周りは今朝はさぞかし大変な騒ぎだったことでしょう。

で、この店舗だけれど、駅の北東側の2階バルコニー全部使って店舗面積23000スクエアフィート(2137平方メートル)のどでかいストア作っちゃったらしい。

ワクワクどきどきのアップルファンはともかくとして、いま別の一部で話題になっているのが、アップル社が家主であるMTA(NY都市交通局)に支払う家賃リースの額。

同社の開示資料によると、10年リースで1スクエアフィートあたり$60という【超破格】の家賃なんですと。しかも、通常ならチャージされるプロフィット・シェア(儲けが出たら、その一部をMTAメトロポリタン交通局に分け前として払う)の条件もついていない。初年度は80万ドルということなんで、最初の年はスクエアフィートあたり35ドル。それって、わたしら一般市民がマンハッタンでアパート借りるよりも、もしかして安いんじゃ・・・。

これを聞いて、同じグランドセントラル駅で営業している他の店達(お隣のマイケル・ジョーダン・ステーキハウスとか)が、「な、な、なんだって~~!!何故に、アップルばっかり、えこひいき!?」と仰天、怒りの渦。

このバルコニーの場所だが、アップルストアが来る前は、Metrazurというレストランがここにあって、アップルはレストラン側(8年のリース期間が残っていた)に「立退き料」として$5ミリオンを支払った。

MTA側はこの$5ミリオンも加えると、アップルが払うリース料は実質的にスクエアフィートあたり$180になり、前のテナントよりずっと高い、と主張しているそうなのだが、そもそも、その$5ミリオンはMTAに行ったわけではなくレストランに行ったわけだし、アップルの初年度の賃料80万ドルは、他のテナントよりはるかに安い。

MTAとアップルの間で交わされた10年リースの「好条件」には誰もが「えっ・・・」と思ったわけだが、NYポストによると、この契約がフェアであるかどうかについて、NY州の財務監査官Thomas DiNapoliが調査を始めると言ってるらしい。

全米のモールでも、アップルストアが来ると、そこのトラフィックが増えるため、どこでも「最優良テナント」としてアップル様様であることは間違いないのだが、このグランドセントラルターミナルでの華やかなオープニングの裏では、こういうケチも実はついていたのである。

余談だが、うちの夫は今朝、仕事でこのオープニングに出かけて行ったのだが、お土産にこのTシャツもらってきてくれました。



私が住むMurray Hill地区はこの駅の南東に位置している。我が家から、この駅まで徒歩で10分ぐらい。(自宅からこんな近所にどでかいアップルストアができるのは、実に危険だ・・・w)




12.05.2011

今朝は濃霧です

今朝のニューヨークは、めずらしく濃霧。

いつも朝日が見える東向きの窓から見ると、霧に包まれて、イーストリバーがまったく見えません。



12.04.2011

Weehawkenからみた眺め

昨日はちょっと用事があって、マンハッタン島からハドソン川を挟んで対岸側にある、ニュージャージー州のウィーホーケン(Weehawken)という町に行ってきました。

38丁目にある埠頭から、フェリーでわずか8分という近さ。マンハッタンのミッドタウン(西側)に面しているため、ウィーホーケン沿岸からの眺めは素晴らしいです。


帰りはフェリーの2階に上り、観光客気分で、だんだんとマンハッタンに近づいてゆくのを船上から眺めました。


マンハッタン側のフェリーターミナルは、最近改装されたようで、すごく清潔で綺麗です。(昔を知るひとは、「かつては掘っ立て小屋のようなフェリー乗り場だったのに・・・」とみな驚くようですw)NJ側のターミナルも、ものすごく綺麗。フェリー乗船料金は、通勤用のパスだと安くなるけど、一枚づつ買うと片道9ドルで、ちょっと高いの。でも、この快適さは9ドルの価値ある、と思ったな。


マンハッタン側のフェリーターミナルのすぐ前には、埠頭から街なかまで乗客を運んでくれるバスが常に待機していて、いくつかのルートから選んで、自分の目的地の近くのバス停まで連れていってくれるようになってます。


私は42丁目を東に向うバスに乗り込んだ。タイムズスクエアの近くになると、(例によって)激しい渋滞と信じられない人の群れ。お天気もよかったので観光客が一面ワサワサ・・・


42丁目を東に進んでいたバスは5番街で右に折れ、南の方向に向います。私は自宅にいちばん近い38丁目付近のバス停で降ろしてもらった。

このバス停の前はLord & Taylorという老舗デパートのまん前ですが、このデパートのクリスマスのウィンドウ・デコレーションは見た目にも楽しく有名で、今年も多くの人がカメラ片手に列を作って、デコレーションを眺めていました。


38丁目を徒歩で東にさらに進み、私が住むMurray Hillの住宅街へと向かいます。パークアベニューと38丁目まで来ると、商業施設が減り住宅街になるので西側の喧騒が嘘のように静か。


自宅に戻り、わんこ達と一緒に、カウチにゴロン。自宅に戻るとホッとする。自分のうちは、やっぱりいいね!


わんこ達、リラックスしすぎて、弛緩状態w 実に平和だ・・・w


Yeah, there's no place like home!

12.03.2011

Tシャツもらったんだけど・・・

ある人から、お土産だといってTシャツもらったんだけど、いくらニューヨークといえども、これ着て(女性が)外歩くのは相当の勇気がいるな・・・(ていうか、これ着て外出するの、無理ww)


Agenda Project という、リベラル系のポリティカル団体のプロモーションTシャツらしいね。「tea」というのは保守サイドのTea PartyのTea。


数週間前、ブッシュ減税撤廃案をめぐり、議会で反対派と賛成派が超党派のSuper Committeeなるものを作って互いに歩み寄ろうと議論したものの同意点を見つけられずにアッサリと崩壊したニュースがあったのを覚えているでしょうか。

あのときに、自らを「Patriotic Millionaires」と称する第三者集団がオバマを訪れ、「折衝案を探ろうなどとするな、有無を言わさず富裕層にもっと税金払わせろ、自分たちは富裕層だけれどもっと税金を払ってアメリカを良くしたいと思っているのだ!」と主張しにいった、という話が話題になった。

上のTシャツを配ってたAgenda Projectというグループの代表のエリカ・ペインという女性は、このPatriotic MillionairesのDC訪問をオルガナイズしたひと。

世の中を「搾取する側(1%)」と「搾取される側(99%)」に二分して、ただひたすら「あいつが悪い、オレかわいそう」とやってるだけの、頭が悪くて非建設的なオキュパイ・ウォール・ストリート運動の一部には、正直いってアホですかと思って冷たい目で眺めていた自分だけれど、こういうロビーであれば、どんどんやっていただきたいですね、わたしは。

(でも、このTシャツは、外では着て歩きませんw) 



12.01.2011

サンタという「お仕事」

NYタイムズに、ちょっと面白いニュースがあった。

ミシガン州のMidlandという町に、サンタクロースのための集中講座があるという。入学してくるのは、サンタ志望者たち、10月中に3日間行われるワークショップで「サンタになるためのノウハウ」を学ぶという。

受講料は、以前受講したことがある人は$350、初めてのひとは$400。それに加えて交通費等もかかるわけだが、毎年多くのひとが集まってくる。今年も100人以上の受講者がいたらしい。

受講内容はバラエティに富んでいて、「サンタとして得た収入の会計管理」「手話教室」「ダンスレッスン」「髭の手入れ方法」など、カンペキなサンタクロースを目指して厳しい特訓(?)が待ち構えている。

興味深いのは、参加者の受講理由だ。ひとにより理由はさまざま、サンタに扮装するのが趣味というひともいるが、アメリカの現在の経済状況を反映して「サンタになってお金を稼ぐ」のが目的のひとも混じっている。サンタとしてのお仕事は、一時間$25~$50程度の収入になる。

NYタイムズのビデオでは、あと数年で定年退職だが持ち家の借金をまだ10万ドルも抱えていて老後がやや不安なので予備収入が欲しいというひとや、完全失業中のためサンタに扮しショッピングモールや老人ホームを回って生活費を作りたいという20代の若い男性が登場する。



学校を回って子供達と会う練習をしたり、テレビ局にいってアドリブで質問の受け答えをする練習をしたり、なかなか本格的なセミナーだ。

サンタに扮していちばん気をつけなくてはならないことは、「守れない約束はしないこと」なのだそう。子供達のなかには「僕のお母さんの癌を治して」とか「私のお父さんの仕事を見つけて」といった願い事をサンタにぶつけてくる子供もいて、安易に約束したりすることはタブー。

また、「僕の周りはみなプレゼントに新しいオモチャをもらったのに、僕はジーンズだけだった・・・」とちょっと傷ついた子供もいたりして、そういうシチュエーションには、「どんなプレゼントでも、君を愛してる人からのプレゼントなんだよ。サンタは君のことが大好きなんだよ」と答えるなど、練習や実践を重ねてサンタ自身も成長してゆく。

これは至極真面目なビジネスなのだ。

このビデオに出てくるサンタ志願の男性達、みなさん、よく言えば恰幅がよく(悪く言えば太って腹が出ててw)衣装を着ずにそのままでも十分サンタクロースのような風貌のひとたちばかり。

多くのひとに、今年も夢を運んでくださいね。

木登りは何のため?

今朝、わんこと散歩中に近所の公園脇を通りかかると、公園の大木の幹に登ってるひとを発見。ひとりやふたりじゃなくて、何人も・・・


命綱みたいので体を支えて、なにかやっているようです。


何をやってるんだろう・・・


公園脇に見慣れないバンが何台も停まっていた。車体に書かれてあったのは・・・


Asian Longhorned Beetle という害虫駆除プログラムのために、米国農務省からの受注で木の点検・調査をする会社のようです。オハイオ州の会社らしい。

Asian Longhorned BeetleというのをWikiなどで調べてみたところ、この虫は中国・日本・韓国にもともと生息する害虫で、中国では多くの街路樹を枯らして大問題となってるとか。米国には1996年に持ち込まれてしまったそうだが、米国やカナダだけじゃなくて欧州にも広く生息するらしく、木製品にくっついて渡米・渡欧したのではと考えられているそう。(下の写真が、それ)



作業してる人たちとちょっと立ち話して伺ってみると、この虫は大木の幹にどんどん穴をあけながら何世代にもわたって繁殖・拡散し、そのうち木そのものが穴だらけになって弱って死に絶えることもあるそうです。

作業してた人たちによると、ここの公園では昨日から木の一本一本に登って点検作業をしているが、いまのところは見つからないとのこと。(よかった・・・ホッ・・・)

こういう点検も、私達の普段気づかないところで、ちゃんと行われているんですねぇ。初めて見たよ。こういう作業を専門にやっている会社があるというのも、初めて知りました。