我が家のお隣さんちの奥さんは、この地区のガールスカウト(10歳組)のリーダー。
素人の下手の横好きながら、わたしがお裁縫が好きで趣味ということを聞きつけて、子ども達に教えてあげてくれないかと頼まれました。
グループは10歳のアメリカ人の女の子たち15人。
10歳だと、あまり難しいことをやろうとしても無理だし、いままで針も持ったことない子ばかりのようなので、簡単に縫えるものでなくてはなりません。
でも、せっかく作るなら、みんなが参加できて、出来上がりもインパクトがあって可愛いものがいいだろうと考え、小さな星条旗を一人1枚か2枚づつ縫ってもらい、それらを繋げてキルトのブランケットを作ったらどうだろうと提案しました。
アメリカ国旗は、赤・青・白のプライマリーカラーが鮮やかで、カントリー調のキルトのモチーフにも、よく使われるのです。星条旗をモチーフにしたデザインは、Patriotic Quilt と呼ばれます。
早速、素朴なデザインを考え、赤・青・白の布をザクザクと切って準備をし、小さな布切れを手で縫い合わせるプロジェクトが始まりました。
先月、第1回目のときは、彼女たちには何もかもが初めてで、どの子も針の持ち方すらわからず、指に針を刺して痛がる子がいたり、縫い代から大きくはみ出て縫い直しになったりと、15センチほどをまっすぐ縫うだけでやっとでした。
でも、今日が2回目、どの子も前回でなんとなくコツがわかったらしく、今日は前回よりもスイスイと縫えて、大騒ぎしながらアイロンもかけて、小さな星条旗がたくさん出来上がりました。
すごく細かくきれいにまっすぐ縫える子もいれば、縫い目がガタガタで大きすぎてバラバラになってしまう子、隣のコにあれこれ指導してあげてるけど自分のは全然完成してない子、など、個性豊か(笑)。 でも、どの子も真剣に挑戦し、一人一枚づつ完成させました。
これらを繋げて、一枚のキルトの表皮にするのです。
繋げたら、また写真をアップしますね。
こういうの いいですねぇ。
ReplyDeleteコミュニティのために できる人ができる範囲でできることをやる また、そういう人を探してきて積極的にアレンジする アメリカらしいです。
コミュニティ という概念がアメリカを理解する鍵だと思うんですが、的確な日本語の訳語がないんですよね。地域 でもないし、世間 でもないし、共同体だとちと硬い感じがするし、、、、
学校で Kennedy-school community という言葉を聞いたときぇ そういう使い方をするのかと感心した記憶があります。そしてそのコミュニティのために、生徒もできることで貢献する 、貢献すべし という規範意識が強いです。
ご活動の続きがどうなるのか、レポートを期待しております。
ほそださん、コメントありがとうございます。自分もマンハッタンに住んでいたときは、こういうコミュニティ・アクティビティに参加することがほとんどなかったので、いまの郊外に移ってきてからは、ご近所づきあいを通じてすこしづつ足を踏み入れることができて、とても新鮮です。マンハッタンではたまにボランティア活動には参加してましたが、組織的な活動ばかりで、こうしてご近所さんがアレンジする、といったものは少なかったと感じます。あったのかもしれないけれど、仕事ばかりしてて、気づかなかったのかもしれません。この国に長く住んでいても、まだまだ、自分の知らなかったアメリカの顔がありますよ。
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