7.31.2012

ピアノへのレクイエム(鎮魂歌)

今朝のニューヨーク・タイムズに、こんな動画が掲載されてた。

フィラデルフィア近郊でピアノ運搬を営むひとのインタビューで、ピアノを捨ててしまう人が少なくないそう。ちょっと哀しい映像です。(関連記事はこちら



昨今、中古のピアノ(特にアップライト)は価値が大きく下がり、誰かに譲ったり調律したりするより、捨ててしまおうと考えるひとが増えているそう。ピアノは大切に使えば、80年は持つのだそうです。

わたしは24年間持っていた小さなピアノを売りに出し、次のオーナーに引き取られてゆくときに、なんだか大切な友達と別れるような気がして、ちょっと泣けちゃったことあります。(その時のことを以前のブログにも書いてます。)

わたしのピアノを買ってくれたひとが、プロのピアニストのひとでよかったなぁ。その後お会いしたときも、すごく良いピアノで毎日楽しんで弾いているよ、と言ってくれたし。

次のひとが、こうしてピアノをポイと捨ててしまう人だったら、いまごろ泣くに泣けないですもん…